年齢区分	0～	10～	20～	30～	40～	50～	60～	70～	80～	90～
患者数	1283	173	198	305	290	393	973	1480	1389	330

内科、糖尿病内分泌内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
130080xx97x00x	再生不良性貧血手術あり手術・処置等２なし定義副傷病なし	96	1.0	11.53	0.00	83.1
130060xx97x00x	骨髄異形成症候群手術あり手術・処置等２なし定義副傷病なし	95	6.9	15.22	0.01	79.4
130090xx97x0xx	貧血（その他）手術あり手術・処置等２なし	68	1.5	10.49	0.00	81.8
130030xx99x40x	非ホジキンリンパ腫手術なし手術・処置等２４あり定義副傷病なし	26	23.8	15.79	0.00	77.4
130050xx97x0xx	慢性白血病、骨髄増殖性疾患手術あり手術・処置等２なし	14	3.1	15.14	0.00	69.7

内科では、主に骨髄異形成症候群・悪性リンパ腫・急性白血病等の血液疾患に対し、化学療法や輸血治療等を行っています。また、糖尿病・内分泌内科では、糖尿病や生活習慣病の患者さんの診断・治療を行っています。
内科の診断群TOP5は、再生不良性貧血や骨髄異型性症候群、貧血、骨髄増殖性疾患などに対しての輸血や、非ホジキンリンパ腫に対してリツキシマブという抗癌剤を用いた化学療法が多くなっています。

消化器内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
060340xx03x00x	胆管（肝内外）結石、胆管炎限局性腹腔膿瘍手術等手術・処置等２なし定義副傷病なし	98	6.9	9.79	8.16	79.0
060050xx97x00x	肝・肝内胆管の悪性腫瘍（続発性を含む。）その他の手術あり手術・処置等２なし定義副傷病なし	36	10.3	10.25	8.33	78.1
060020xx04x0xx	胃の悪性腫瘍内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術手術・処置等２なし	32	7.5	8.27	0.00	73.7
06007xxx97x00x	膵臓、脾臓の腫瘍その他の手術あり手術・処置等２なし定義副傷病なし	29	9.1	12.83	6.90	76.3
060140xx97x00x	胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄（穿孔を伴わないもの）その他の手術あり手術・処置等２なし定義副傷病なし	28	9.8	10.49	7.14	72.9

消化器内科で最も多い診断群は、胆管結石・胆管炎などの胆管疾患で内視鏡的逆行性胆管膵管造影（ERCP)を用いて胆管結石の砕石や胆汁の流れを改善するためのステント留置等となっています。２番目の診断群は、肝臓がんに対しての経皮的ラジオ波焼灼療法（RFA）や肝動脈化学塞栓術（TACE）・経皮的エタノール注入療法（PEIT）等で、患者さんの状態に応じた治療を行っています。３番目は早期胃がんに対して内視鏡を用いて一括切除が可能な内視鏡的粘膜下層剥離術（ESD）となっています。その他、食道・胃・大腸の疾患や胆道・膵臓疾患等、消化器系全般に幅広く診断・治療が可能です。

循環器内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
050050xx02000x	狭心症、慢性虚血性心疾患経皮的冠動脈形成術等手術・処置等１なし、１,２あり手術・処置等２なし定義副傷病なし	146	5.9	4.40	1.37	73.6
050050xx99100x	狭心症、慢性虚血性心疾患手術なし手術・処置等１１あり手術・処置等２なし定義副傷病なし	110	3.3	3.01	2.73	71.1
050130xx99000x	心不全手術なし手術・処置等１なし手術・処置等２なし定義副傷病なし	40	20.4	17.71	15.00	81.4
050030xx97000x	急性心筋梗塞（続発性合併症を含む。）、再発性心筋梗塞その他の手術あり手術・処置等１なし、１あり手術・処置等２なし定義副傷病なし	34	21.6	12.37	14.70	69.2
050050xx99200x	狭心症、慢性虚血性心疾患手術なし手術・処置等１２あり手術・処置等２なし定義副傷病なし	31	3.4	3.15	3.23	70.5

循環器内科で最も多い診断群は狭心症や陳旧性心筋梗塞などの虚血性心疾患に対しての冠動脈ステント留置術、２番目は狭心症や陳旧性心筋梗塞に対して心臓カテーテル検査、3番目は心不全に対する内科的治療、4番目は急性心筋梗塞に対する冠動脈ステント留置術等治療の順に多い傾向にあり、特に急性心筋梗塞や狭心症等の冠動脈疾患に対し、心臓カテーテル検査や治療を積極的に行っています。また洞不全症候群や房室ブロック等の不整脈に対し、ペースメーカー移植術や交換術等、循環器疾患全般にも幅広く対応しています。

腎臓内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
110280xx02x00x	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全動脈形成術、吻合術その他の動脈等手術・処置等２なし定義副傷病なし	12	10.4	8.48	16.67	69.6
110310xx99xx0x	腎臓または尿路の感染症手術なし定義副傷病なし	12	15.8	12.58	8.33	74.8
110280xx99000x	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全手術なし手術・処置等１なし手術・処置等２なし定義副傷病なし	12	11.3	11.67	8.33	67.6
110280xx991x0x	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全手術なし手術・処置等１あり定義副傷病なし	-	-	-	-	-
110260xx99x0xx	ネフローゼ症候群手術なし手術・処置等２なし	-	-	-	-	-

令和元年度に新設された診療科で、糸球体腎炎（腎炎やネフローゼ症候群）、間質性腎炎、電解質異常（高K血症等）、多発性腎のう胞等、腎に関する幅広い疾患を対象に診療しています。これらの疾患を鑑別するために腎生検を行うこともあり、泌尿器科と連携し検査を行うことができます。症例上位としては、慢性腎不全等に対する透析用シャントの造設や治療、膿腎症・腎膿瘍等、腎臓や尿路感染症に対する治療が多い傾向にあります。

神経内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
010230xx99x00x	てんかん手術なし手術・処置等２なし定義副傷病なし	-	-	-	-	-
010060x2990401	脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満）手術なし手術・処置等１なし手術・処置等２４あり定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2	-	-	-	-	-
010160xx99x00x	パーキンソン病手術なし手術・処置等２なし定義副傷病なし	-	-	-	-	-
010160xx99x10x	パーキンソン病手術なし手術・処置等２あり定義副傷病なし	-	-	-	-	-
010060x3990421	脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10以上）手術なし手術・処置等１なし手術・処置等２４あり定義副傷病２あり発症前Rankin Scale 0、1又は2	-	-	-	-	-

令和元年度10月から神経内科の医師が1名常勤となったことで、神経系全般の診断・治療が入院で行えるようになりました。年度途中の入院診療開始のため、DPCでみた場合、単独で10症例を超える診断群はありませんが、てんかん、脳梗塞、パーキンソン病等の診断・治療が上位となっています。

小児科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
040090xxxxxx0x	急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症（その他）定義副傷病なし	168	5.9	6.19	0.60	1.1
080270xxxx1xxx	食物アレルギー手術・処置等１あり	104	1.0	2.15	0.00	2.5
080270xxxx0xxx	食物アレルギー手術・処置等１なし	104	1.1	2.48	0.00	3.5
030270xxxxxxxx	上気道炎	99	4.4	4.94	0.00	1.8
040070xxxxx0xx	インフルエンザ、ウイルス性肺炎手術・処置等２なし	97	5.4	5.73	2.06	3.0

当院は、大分県より「地域周産期母子医療センター」の指定（大分県内では３医療機関のみ）を受けており、中津市内・市外より多くの小児患者を診療しています。主な疾患としては、急性気管支炎・食物アレルギーに対する検査入院や上気道炎、インフルエンザ等が上位に上がっていますが、熱性けいれんやウイルス性腸炎川崎病等も多い傾向にあります。また小児科では、新生児集中治療室（NICU）を３床有しており、新生児疾患の治療にも素早く対応できる体制を整えています。

外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
060335xx02000x	胆嚢水腫、胆嚢炎等腹腔鏡下胆嚢摘出術等手術・処置等１なし手術・処置等２なし定義副傷病なし	51	5.8	7.13	1.96	61.3
060035xx01000x	結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍結腸切除術全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等手術・処置等１なし手術・処置等２なし定義副傷病なし	24	18.1	15.02	20.83	73.5
060330xx02xxxx	胆嚢疾患（胆嚢結石など）腹腔鏡下胆嚢摘出術等	22	6.0	6.37	0.00	56.0
060210xx99000x	ヘルニアの記載のない腸閉塞手術なし手術・処置等１なし手術・処置等２なし定義副傷病なし	19	7.9	8.89	5.26	69.0
060020xx02x00x	胃の悪性腫瘍胃切除術悪性腫瘍手術等手術・処置等２なし定義副傷病なし	18	15.3	16.12	0.00	75.6

当院は、大分県北地区の中核病院として、地域医療支援病院や地域がん連携拠点病院などの機能を果たしており、地域のかかりつけ医と連携して悪性疾患や救急疾患を中心に診療を行っています。特に外科では、消化器外科領域である、食道がん・胃がん・大腸がん・肝臓がんや乳腺外科領域である乳がん等の悪性腫瘍に対し、患者さんの病状に合わせて手術療法・化学療法（抗がん剤治療）・放射線治療等を組み合わせた集学的治療を行っています。その他、鼠径ヘルニアや胆のう結石（胆のう炎）等の消化器系疾患についても、侵襲の少ない腹腔鏡下手術を積極的に行い、患者さんの負担をできる限り少なくするように心がけた治療を行っています。

脳神経外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
010040x099000x	非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10未満）手術なし手術・処置等１なし手術・処置等２なし定義副傷病なし	17	13.8	18.81	82.35	70.7
010230xx99x00x	てんかん手術なし手術・処置等２なし定義副傷病なし	15	6.9	7.10	20.00	51.1
160100xx99x00x	頭蓋・頭蓋内損傷手術なし手術・処置等２なし定義副傷病なし	12	5.5	7.34	16.67	71.9
160100xx97x00x	頭蓋・頭蓋内損傷その他の手術あり手術・処置等２なし定義副傷病なし	11	7.7	9.67	18.18	70.9
010060x2990201	脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満）手術なし手術・処置等１なし手術・処置等２２あり定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2	-	-	-	-	-

脳神経外科では、主に脳卒中（脳出血・脳梗塞・くも膜下出血）や頭部外傷（脳挫傷・外傷性硬膜下血腫・外傷性くも膜下出血等）、脳腫瘍等に対し、患者さんの病状に応じて、内科的治療や外科的治療を行っています。またその他の特色としては、脳卒中等の後遺症に伴って四肢の動きが固くなっている（痙縮）方に対して、その状況を改善するためのボツリヌス毒素（ボトックス）の局所注射、筋緊張緩和剤であるバクロフェンを脊髄腔内に持続注入するためのポンプ植え込み手術も行っています。

呼吸器外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
040040xx97x0xx	肺の悪性腫瘍手術あり手術・処置等２なし	85	13.4	11.51	2.35	71.7
040040xx99040x	肺の悪性腫瘍手術なし手術・処置等１なし手術・処置等２４あり定義副傷病なし	51	11.6	9.59	1.96	71.6
040040xx9900xx	肺の悪性腫瘍手術なし手術・処置等１なし手術・処置等２なし	32	18.8	14.62	3.13	76.2
■040040xx99090x	肺の悪性腫瘍手術なし手術・処置等１なし手術・処置等２９あり定義副傷病なし	23	15.3	10.20	4.35	68.8
040040xx9905xx	肺の悪性腫瘍手術なし手術・処置等１なし手術・処置等２５あり	17	36.6	20.04	0.00	70.4

呼吸器外科では全体の約９割が肺がんの診断・治療であり、患者さんの病状に合わせて手術療法・化学療法（抗がん剤治療）・放射線治療等を組み合わせた集学的治療を行っています。同じ肺がんの治療でも上記DPCコードが細かく分かれている理由は、使用する抗がん剤の種類や組み合わせが異なるためです。その他、気胸・縦隔腫瘍・悪性中皮腫等、呼吸器系疾患に対しても幅広く診断・治療を行っています。

心臓血管外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
050180xx02xxxx	静脈・リンパ管疾患下肢静脈瘤手術等	60	2.0	2.78	0.00	65.9
110280xx02x00x	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全動脈形成術、吻合術その他の動脈等手術・処置等２なし定義副傷病なし	30	4.2	8.48	13.33	73.3
■100335xx99x2xx	代謝障害（その他）手術なし手術・処置等２２あり	21	1.0	6.21	0.00	57.8
■180040xx97x0xx	手術・処置等の合併症手術あり手術・処置等２なし	16	2.2	11.84	37.50	74.4
050080xx01010x	弁膜症（連合弁膜症を含む。）ロス手術（自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術）等手術・処置等１なし手術・処置等２１あり定義副傷病なし	14	29.4	23.77	7.14	75.6

心臓血管外科では、心臓弁膜症に対する人工弁置換術や弁形成術、狭心症に対する冠動脈バイパス術、胸部や腹部大動脈瘤に対する人工血管置換術、下肢動脈閉塞に対する自家静脈や人工血管を用いた血行再建術またはカテーテル治療、下肢静脈瘤に対する静脈瘤抜去切除術（ストリッピング手術）やレーザーを用いた焼灼術を行っており、心大血管から末梢血管まで幅広く対応しています。

小児外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
060160x101xxxx	鼠径ヘルニア（15歳未満）ヘルニア手術鼠径ヘルニア等	16	3.1	2.81	0.00	4.6
060150xx03xxxx	虫垂炎虫垂切除術虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等	-	-	-	-	-
11022xxx02xxxx	男性生殖器疾患陰嚢水腫手術等	-	-	-	-	-
140590xx97xxxx	停留精巣手術あり	-	-	-	-	-
140210xx01xxxx	先天性耳瘻孔、副耳先天性耳瘻管摘出術	-	-	-	-	-

小児外科では、15歳以下の外科的治療を必要とする病気の診療を行っています。主な疾患は鼡径ヘルニア、陰嚢水腫、停留精巣、虫垂炎で、九州大学小児外科の応援を受けて手術を行っています。入院患者数はそれほど多くありませんが、小児外科疾患の対応可能な医療機関は少なく、当院の特色の一つです。

泌尿器科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
110200xx02xxxx	前立腺肥大症等経尿道的前立腺手術等	31	9.2	8.52	9.68	75.0
110070xx02020x	膀胱腫瘍膀胱悪性腫瘍手術経尿道的手術手術・処置等１なし手術・処置等２２あり定義副傷病なし	21	6.3	7.25	0.00	76.8
11012xxx020x0x	上部尿路疾患経尿道的尿路結石除去術手術・処置等１なし定義副傷病なし	20	5.2	5.61	0.00	66.8
110070xx0200xx	膀胱腫瘍膀胱悪性腫瘍手術経尿道的手術手術・処置等１なし手術・処置等２なし	17	7.5	7.07	11.76	76.7
110310xx99xx0x	腎臓または尿路の感染症手術なし定義副傷病なし	12	10.4	12.58	25.00	81.8

泌尿器科では、膀胱がん・前立腺がん・腎臓がん等、泌尿器系のがんに対し、患者さんの病状に合わせて手術療法・化学療法（抗がん剤治療）・放射線治療等を組み合わせた集学的治療を行っています。その他、前立腺肥大症や尿管結石や膀胱結石等に対し、経尿道的治療を行っており、泌尿器系疾患全般に幅広く診断・治療が可能です。また、当院は県北地域で唯一放射線治療ができる病院であり、患者さんの要望にあわせて放射線治療も積極的に行っております。

産婦人科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
120180xx01xxxx	胎児及び胎児付属物の異常子宮全摘術等	77	10.8	9.66	0.00	32.6
120180xx99xxxx	胎児及び胎児付属物の異常手術なし	61	3.2	6.69	1.64	31.6
120260xx99xxxx	分娩の異常手術なし	41	1.2	4.75	0.00	30.0
120060xx01xxxx	子宮の良性腫瘍子宮全摘術等	35	9.9	9.71	0.00	44.7
120170xx99x0xx	早産、切迫早産手術なし手術・処置等２なし	33	22.3	19.06	0.00	30.9

当院は、大分県より「地域周産期母子医療センター」の指定（大分県内では３医療機関のみ）を受けており、妊娠・分娩・産褥等、周産期に関わる様々な疾患や妊娠・分娩の合併症等に対し、診断・治療を行っており、正常分娩からハイリスク分娩まで幅広く対応が可能です。また、子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん等の婦人科系悪性腫瘍や子宮筋腫・卵巣腫瘍等の良性腫瘍についても、診断・治療を行い、手術を行う場合でも、できる限り侵襲の少ない腹腔鏡手術を積極的に行っています。

放射線科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
070040xx99x2xx	骨の悪性腫瘍（脊椎を除く。）手術なし手術・処置等２２あり	-	-	-	-	-
060050xx97x00x	肝・肝内胆管の悪性腫瘍（続発性を含む。）その他の手術あり手術・処置等２なし定義副傷病なし	-	-	-	-	-
060020xx04x0xx	胃の悪性腫瘍内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術手術・処置等２なし	-	-	-	-	-
060100xx01xx0x	小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。）内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術定義副傷病なし	-	-	-	-	-
11012xxx99xx0x	上部尿路疾患手術なし定義副傷病なし	-	-	-	-	-

放射線科は、CT・MRI等の画像診断や様々な”がん”に対する放射線治療等、他の診療科をサポートすることが多いため、患者数自体はそれほど多くありませんが、核医学機器（PET、SPECT）や放射線治療機器は大分県北部医療圏に1台しかなく、非常に重要な役割を担っています。MDCTは80列で、冠動脈CT、CTC、脳perfusion CTなども行っています。血管撮影装置は頭部、腹部、心臓等に対応可能です。患者数が10未満の数値は、「-」としています。

	初発	再発	病期分類基準（※）	版数
Stage I	Stage II	Stage III	Stage IV	不明
胃癌	44	15	11	37	18	14	1	8
大腸癌	15	24	39	59	17	34	1	8
乳癌	16	19	3	10	1	13	1	8
肺癌	67	17	57	72	3	48	1	8
肝癌	17	21	5	5	15	80	1	8

	患者数	平均在院日数	平均年齢
軽症	15	10.20	50.66
中等症	109	19.42	79.57
重症	22	25.87	84.90
超重症	－	－	－
不明	－	－	－

発症日から	患者数	平均在院日数	平均年齢	転院率
-	70	21.13	75.47	57.14

消化器内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K688	内視鏡的胆道ステント留置術	124	1.3	8.1	9.68	78.9
K6153	血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（その他）	66	1.2	10.8	4.55	75.4
K697-31ﾛ	肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法（２ｃｍ以内）（その他）	35	1.1	8.2	0.00	76.3
K6532	内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術（早期悪性腫瘍粘膜下層）	33	0.8	6.8	0.00	73.7
K654	内視鏡的消化管止血術	28	0.8	10.5	3.57	75.1

消化器内科では、胆管結石・胆管炎・急性膵炎等で、胆汁の流れが悪くなった患者さんに対し、内視鏡的逆行性胆管膵管造影（ERCP）を行い、ステント留置や結石の砕石等で胆汁の流れを改善します。また肝臓がんに対しては、経皮的ラジオ波焼灼療法（RFA）や血管塞栓術（肝動脈化学塞栓術）等を積極的に行っています。その他、早期胃がんに対してESD（内視鏡的粘膜剥離術）、内視鏡的な大腸ポリープの切除等、内視鏡を利用した検査・治療に幅広く対応しています。

循環器内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K5493	経皮的冠動脈ステント留置術（その他）	144	1.7	6.1	2.08	74.0
K5491	経皮的冠動脈ステント留置術（急性心筋梗塞）	34	0.0	20.8	11.76	69.5
K5492	経皮的冠動脈ステント留置術（不安定狭心症）	23	0.0	16.4	13.04	73.3
K5972	ペースメーカー移植術（経静脈電極）	22	6.1	16.8	0.00	81.4
K5463	経皮的冠動脈形成術（その他）	13	2.1	5.9	0.00	72.2

循環器内科では、急性心筋梗塞・不安定狭心症・狭心症等の冠動脈疾患に対し、冠動脈ステント留置術等の治療を積極的に行っています。また洞不全症候群や房室ブロック等の不整脈に対しては、ペースメーカー移植術やペースメーカー交換術を行っています。

外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K672-2	腹腔鏡下胆嚢摘出術	92	1.6	5.8	1.09	63.0
K719-3	腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術	32	5.8	16.8	18.75	72.8
K635	胸水・腹水濾過濃縮再静注法	18	2.6	3.4	0.00	64.3
K740-22	腹腔鏡下直腸切除・切断術（低位前方切除術）	17	4.7	25.5	11.76	72.6
K7322	人工肛門閉鎖術（腸管切除を伴う）	17	1.8	13.3	0.00	67.8

外科では、胆のう結石（胆嚢炎）等に対して行う「腹腔鏡下胆のう摘出術」が症例数トップで、食道がん・胃がん・結腸がん・直腸がん・肝臓がん・膵臓がん等の消化器系がんの手術や乳がんに対する手術も積極的に行っています。全般的に腹腔鏡を使用した手術が多く、患者さんの負担軽減を心がけた治療を行っています。

脳神経外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K178-4	経皮的脳血栓回収術	10	1.8	23.9	70.00	79.7
K386	気管切開術	-	-	-	-	-
K164-2	慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術	-	-	-	-	-
K1772	脳動脈瘤頸部クリッピング（２箇所以上）	-	-	-	-	-
k1742	水頭症手術（シャント手術）	-	-	-	-	-

脳神経外科では、脳梗塞に対し経皮的に血栓を除去する「経皮的脳血栓回収術」が10件と最も多く、その他、慢性硬膜下血腫に対し、局所麻酔下に穿頭（頭に穴をあける）し、血腫を除去する「慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術」、脳動脈瘤に対する「脳動脈瘤頸部クリッピング術」、水頭症に対する「水頭症手術（シャント手術）」等の手術を行っています。

呼吸器外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K514-23	胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（肺葉切除又は１肺葉を超える）	39	2.3	13.4	0.00	70.5
K514-21	胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（部分切除）	21	2.7	12.1	4.76	74.6
K5131	胸腔鏡下肺切除術（肺嚢胞手術（楔状部分切除））	13	4.5	11.2	0.00	38.8
K5132	胸腔鏡下肺切除術（部分切除）	11	2.1	11.3	0.00	70.9
K514-22	胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（区域切除）	-	-	-	-	-

呼吸器外科では、主に肺がんに対し胸腔鏡下・胸腔鏡補助下の手術を積極的に行っています。また縦隔腫瘍・肺のう胞・気胸等の呼吸器外科領域全般の手術にも幅広く対応しています。

心臓血管外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K617-4	下肢静脈瘤血管内焼灼術	57	0.0	1.0	0.00	66.3
K9231	術中術後自己血回収術（濃縮及び洗浄）	46	7.7	30.4	15.22	74.2
K610-3	内シャント設置術	29	0.7	1.3	20.69	71.5
K6011	人工心肺（初日）	27	9.1	34.6	18.52	74.6
K6147	血管移植術、バイパス移植術（その他の動脈）	23	3.4	7.7	17.39	78.0

心臓血管外科では、心臓弁膜症に対する人工弁置換術や弁形成術、狭心症に対する冠動脈バイパス術、胸部や腹部大動脈瘤に対する人工血管置換術、下肢動脈閉塞に対する自家静脈や人工血管を用いた血行再建術またはカテーテル治療、下肢静脈瘤に対する静脈瘤抜去切除術（ストリッピング手術）、人工透析のシャント作成術などを行っています。

小児外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K634	腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側）	20	1.0	1.1	0.00	5.0
K718-21	腹腔鏡下虫垂切除術（虫垂周囲膿瘍を伴わないもの）	-	-	-	-	-
K836	停留精巣固定術	-	-	-	-	-
K287	先天性耳瘻管摘出術		-	-	-	-
K288	副耳（介）切除術	-	-	-	-	-

小児外科では、主に15歳以下の鼡径ヘルニア、陰嚢水腫、停留精巣、虫垂炎等に対し、外科的治療を行っています。手術件数はそれほど多くありませんが、小児外科疾患の対応可能な医療機関は少なく、当院の特色の一つです。

泌尿器科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K8036ｲ	膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）（電解質溶液利用）	42	1.6	7.3	4.76	76.4
K783-2	経尿道的尿管ステント留置術	40	1.3	9.2	7.50	76.8
K8411	経尿道的前立腺手術（電解質溶液利用）	38	3.1	10.2	7.89	76.5
K7811	経尿道的尿路結石除去術（レーザー）	20	1.0	4.2	0.00	66.8
K773-2	腹腔鏡下腎（尿管）悪性腫瘍手術	14	3.3	17.9	7.14	75.6

泌尿器科では、膀胱がんに対する「膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）」、尿管結石・尿管狭窄等による水腎症に対する「経尿道的尿管ステント留置術」、前立腺肥大症に対する「経尿道的前立腺手術」、尿管結石等に対する「経尿道的尿路結石除去術」が件数上位となっています。その他腎臓がんや尿管がん、前立腺がん等の悪性腫瘍にも外科的治療を積極的に行っています。

産婦人科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	平均年齢
K8982	帝王切開術（選択帝王切開）	69	6.5	7.7	32.5
K8981	帝王切開術（緊急帝王切開）	52	3.1	8.4	32.5
K8881	子宮附属器腫瘍摘出術（両側）（開腹）	40	1.3	7.5	46.1
K8882	子宮附属器腫瘍摘出術（両側）（腹腔鏡）	39	0.9	7.0	42.6
K877	子宮全摘術	37	1.5	7.7	46.6

産婦人科では、産科に関連した「帝王切開術（選択）」が69件と最も多く、「帝王切開術（緊急）」の52件と合わせて、121件の手術を行っています。また子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん等の悪性腫瘍や、子宮筋腫・卵巣良性腫瘍・子宮内膜症等の婦人科系疾患についても、できる限り患者さんの負担が少ない腹腔鏡手術を念頭に置いた治療を行っています。

DPC	傷病名	入院契機	症例数	発生率
130100	播種性血管内凝固症候群	同一	4	0.058
130100	播種性血管内凝固症候群	異なる	11	0.161
180010	敗血症	同一	17	0.249
180010	敗血症	異なる	12	0.176
180035	その他の真菌感染症	同一	-	-
180035	その他の真菌感染症	異なる	-	-
180040	手術・処置等の合併症	同一	38	0.558
180040	手術・処置等の合併症	異なる	-	-

令和元年度 中津市立中津市民病院 病院指標

令和元年度中津市立中津市民病院病院指標