当院では、現在10分野14名のスペシャリストナースが在籍しております。
各専門分野で活躍するほか、2016年度からは、地域の方々の健康維持・増進のため、認定看護師による市民講座も開催しております。
がん看護専門看護師 | 1名 |
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がん化学療法看護認定看護師 | 2名 |
がん性疼痛看護認定看護師 | 1名 |
感染管理認定看護師 | 2名 |
皮膚・排泄ケア認定看護師 | 1名 |
救急看護認定看護師 | 1名 |
認知症看護認定看護師 | 1名 |
糖尿病看護認定看護師 | 2名 |
医療安全専従看護師 | 1名 |
認定看護管理者 | 2名 |
救急看護認定看護師 | 1名 |
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認知症看護認定看護師 | 1名 |
糖尿病看護認定看護師 | 2名 |
医療安全専従看護師 | 1名 |
認定看護管理者 | 2名 |
がん専門看護師とは、診断時から終末期といった全ての時期において、複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族及び集団に対して水準の高い看護ケアを効率よく提供する実践、相談、調整、研究、教育、倫理調整といった6つの役割があります。複雑で解決困難な問題として、高齢者や認知症といった本人の意思決定が困難な場合などへの支援を行っています。
院内全体の苦痛のスクリーニングの体制構築や、緩和ケアセンターにおける倫理カンファレンスの運営、事例検討の提案、各学会などでの研究発表を行います。倫理調整では、緩和ケアセンターでは治療の中止、DNAR、輸血、鎮静等、外来化学療法センターでは妊孕性、ゲノム医療などの倫理的問題に対応しています。意思決定支援においては、認知症患者の意思決定支援、アドバンスケアプランニングへの支援を行っています。
患者さんとご家族にとって確実・安全・安楽に化学療法が継続できるように病棟と外来、地域との継続看護の強化、副作用などに対応するためのセルフケア教育の実践行っています。従来の抗がん剤だけでなく免疫チェックポイント阻害剤や支持療法の開発により治療内容は複雑化し、治療場所は、QOLが重視され通院治療主体への変化し、より質の高い看護を求められます。
外来化学療法センターでの投与管理だけでなく、副作用による苦痛を早期から把握し、医師、薬剤師、栄養士、MSW等の多職種と協働し、より自宅での生活が過ごしやすくなるよう調整を行っています。I.C同席といった意思決定支援やマニュアルの改訂、IVナース認定プログラム教育の企画・運営などを行うとともに、ACP、アピアランスケア、妊孕性温存支援などの活動を行っています。
がん患者さんが診断から治療を行う過程で生じる身体的・精神的な痛みに対応します。身体的な痛みに使用する医療用麻薬の調整や、副作用への対応を医師と相談しながら行い、患者さんが苦痛なく治療を継続できるよう協力させて頂きます。また、がん患者さんは、身体的な痛み以外にも生活のことや家族のこと、治療に対する不安や医師との関係性など多くの不安や心配ごとを感じています。そのような精神的な痛みに対して多職種と連携を図りながら、患者さんが安心して治療を継続できるようお手伝いさせて頂きます。
医療用麻薬の使用に対して医師や看護師からの相談を受け、患者さんとの面談を実施し、使用量や方法の変更に関する提案を行っています。医師から家族や患者さん自身に行われる治療説明の場に同席し、意思決定のお手伝いをさせて頂いています。
感染管理認定看護師は、感染症における知識技術をもとに施設に合わせた効果的な感染対策を構築し、患者さんやそのご家族、職員など当院に関わるすべての人々を感染症から守ることが役割です。
医療関連感染が起こらないように、もし感染が起きても影響を最小限にし、安全な医療を患者さんに提供するために院内ラウンドや感染における相談や教育、地域との連携など感染対策チーム(ICT)と協力して日々活動をしています。
皮膚・排泄ケア認定看護師とは、創傷/ストーマ/排泄の3分野が専門の看護師です。
突然発症した疾病や外傷により、危機的状況にある患者さんやそのご家族の問題を適切に把握し支援すること。病態の緊急度・重症度を基軸に予測性、即応性を持った対応を行い、心身の障害を最小限にとどめることに努めるという役割があります。
当院へ搬送された救急患者対応、入院患者さんの急変時対応や緊急の処置・検査などを主に、研修学校や臨床現場で学んできた事をスタッフや病院に還元し、患者さんやご家族に良質なケアが提供できるような活動を行っています。何かお困りのことがありましたらいつでもお声をおかけ下さい。
認知症のある患者さんが、安心して入院生活を送り、安全に治療を受け、住み慣れた地域に戻ることができるよう援助を行います。
医師、社会福祉士、薬剤師、作業療法士と多職種で認知症ケアチーム・身体拘束最小化チームを作り、週1回病棟のラウンドとカンファレンスを行っています。入院患者さんの疾患による影響等をアセスメントし、せん妄やBPSD(行動・心理症状)の予防、緩和に努めています。また、身体拘束を行っている場合はその患者さんにとっての良いケアについて検討し、解除に向けて取り組んでいます。
糖尿病患者さんやそのご家族様へ糖尿病の治療がスムーズに行えるように、インスリン注射や低血糖予防、フットケア、透析予防のための療養相談を行います。また、医療職へ糖尿病についての知識の普及を行っています。
糖尿病患者さんやそのご家族様へ糖尿病療養相談、フットケア、糖尿病透析予防指導を実施しています。そのほか、医療者へ糖尿病に対する教育を実施しています。
糖尿病について気になることがありましたらお気軽にご相談ください。
医療安全対策加算1取得施設である当院では、医療安全管理部門に所属する医療安全管理者が専従業務を行っています。医療安全管理者は、医療安全管理の質改善のために、病院内、地域で組織横断的な活動を行い、医療安全確保のための業務改善が継続的に実施されるように取り組んでいます。
各部門の医療安全管理委員と連携しながら、インシデント等についての情報収集、データ集計・分析を行い、必要な対策を講じています。職員の医療安全に対する意識向上のため、対策や注意喚起は「医療安全ニュース」の発行や、院内研修会を実施し、職員へのフィードバックを行っています。また、事故等の原因究明や必要な指導と評価、患者さんやご家族への説明対応を行っています。その他に、医療安全管理マニュアルの作成、医療安全管理委員会の企画運営と評価、地域の医療施設と連携し、相互評価の実施等の活動を行っています。
認定看護管理者は、病院や介護老人保健施設などの管理者として必要な知識を持ち、患者・家族や地域住民に対して質の高いサービスを提供できるよう組織管理を行っています。
認定看護管理者として自身が管理する組織の課題を明らかにし、組織内の様々な部署や人に働きかけ組織全体のサービス提供体制の向上に取り組んでいます。