手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」の運用が始まりました!

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手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」の運用が始まりました! 

 中津市民病院外科では、令和72月から直腸がんや結腸がんの患者さんへの手術支援ロボット、ダ・ヴィンチの運用を開始しました。また、前立腺など泌尿器科領域の手術も始まります。県北地域の患者さんに地元で最良の治療を受けてもらうことができる様になりました。

 ロボット支援手術とは大きな創を作らず、小さな穴から手術を行う鏡視下手術の鉗子をロボットのアームに替えて行われる手術です。従来の鏡視下手術と比較しさらに繊細な手技を安全に行えることで、長期予後は変わりませんが、一部の手術では合併症を軽減させる効果が証明されて普及が進んできました。

 大分県に最初に手術支援ロボットが導入されたのは平成24年と早かったのですが、その後から普及は進みませんでした。しかし、令和5年に大分県立病院でも前立腺がんに対する手術が始められたのをきっかけに、中津市民病院を含めて県内4施設で新たにロボット支援手術が開始され、現在では県内7病院でロボット支援手術が施行されています。 

 消化器外科領域における手術支援ロボットは、本邦では2018年に直腸がん、胃がん、食道がんなどの手術で保険承認され、その後に結腸がんなどへも適応が広がり、通常の保険診療で手術を受けることが可能です。日本内視鏡外科学会の全国アンケート調査によると、直腸がんに対する手術の一つである低位前方切除術については、半数以上がロボット支援下に手術が行われるようになっています。一般的はあまり知られていないかも知れませんが、特に直腸がん手術に於いては非常にメリットが多く、急速に広まっています。

 当院外科には、内視鏡下手術を安全かつ適切に施行する技術を有すると内視鏡外科学会から認定された、消化器外科領域の技術認定医が4人在籍しています。これまで直腸がんの患者さん方に対してロボット支援手術を施行し、手術に起因した合併症は無く、順調に経過し退院されています。病変の部位や全身状態などに応じて最適な治療を提案し、ロボット手術が適応となる患者さんに対しては、十分に説明した上で治療を行いたいと考えています。詳細につきましては外科の担当医にお問い合わせください。

  市民の皆さんにより良い、安全で質の高い医療を受けてもらえるように励んでいますので、これからも宜しくお願い致します。

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