臨床腫瘍科

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臨床腫瘍科

ご挨拶

がん医療は、2007年施行された「がん対策基本法」に従って進めることが求められており、がん医療に関わる医療機関・関係施設は、中期的(4~5年毎)に策定される「がん対策基本計画」に沿って運営されなければなりません。中津市立中津市民病院は、この制度の中で全国に約400施設が位置づけられた「がん拠点病院」のうち、「地域がん診療連携拠点病院」に指定されています。
国全体の目標として「がん患者を含めた国民が、がんを知り、がんの克服を目指す。」

  • 科学的根拠に基づくがん予防・がん検診の充実
  • 患者本位のがん医療の実現
  • 尊厳を持って安心して暮らせる社会の構築

が掲げられています。

診療内容

臨床腫瘍科は、患者さんの個々の状況に基づいて、抗がん剤、放射線、免疫療法、分子標的薬など「がん薬物療法」を組み合わせて、患者さんに応じた適切な治療計画を立てます。

今後の重要な役割としては、地域における「がんゲノム医療」の推進があります。「がんゲノム医療」は、患者さんのがん細胞に起きている遺伝子の変化を調べて患者さん一人一人の特徴にあわせた治療を行うものです。標準治療のない原発不明癌や治療の終了した進行再発癌や末期癌の患者さんでも続けられる治療法を提案します。そのためには、九州大学などの「がんゲノム医療中核病院」と専門的な会議で議論することが必要です。現在、大分県内では大分大学医学部付属病院、大分県立病院に続いて3番目になる「がんゲノム医療連携拠点病院」の認可に向けて準備中です。

  • がん医療の充実

    • がんゲノム医療
    • がんの手術療法、放射線療法、薬物療法、免疫療法のチーム医療
    • がんのリハビリテーション
    • 支持療法
  • がんとの共生

    • がんと診断された時からの緩和ケア
    • 相談支援、情報提供
    • 社会連携に基づくがん対策・がん患者支援
    • がん患者等の就労を含めた社会的な問題
    • ライフステージに応じたがん対策
  • これらを支える基盤の整備

    • がん研究
    • 人材育成
    • がん教育、普及啓発

対象疾患

  • 消化器癌(消化管がん)
  • 乳癌
  • 原発不明癌
  • 希少癌(GIST、NETなど)
  • 遺伝性腫瘍

江見 泰徳

えみ やすのり

役職 臨床腫瘍科 部長
専門分野
  • 消化器・乳腺(胃・大腸)
  • がん化学療法
  • ゲノム医療
専門医等
  • 日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法 指導医・専門医
  • 日本遺伝性腫瘍学会 専門医
  • 日本がん治療認定機構がん治療認定医
  • 臨床研究指導医
所属学会
  • 日本臨床腫瘍学会(協議員)
  • 日本外科学会
  • 日本胃癌学会(代議員)
  • 日本遺伝性腫瘍学会
  • 日本がん治療学会
  • 日本消化器がん発生学会

外来担当医表

江見 泰徳 江見 泰徳 江見 泰徳 江見 泰徳 江見 泰徳